ほっちゃん_happyブログ

経験40年以上の現役一級建築士の"happy"提言

散歩をするようになった

元気だしてね!

散歩をするようになって気づいたことが二つある。ひつとは、自分のために散
歩するのは20年ぶりだということ。もうひとつは、散歩は、ただのウォーキ
ングではないということだ。

先月、二代目のゴールデンリトリーバー(リリー)が癌で急死した。8歳の若
さだった。

とつぜんのことで意気消沈していたわたしを、そんな「ていたらく」でどうす
るの!と叱咤激励してくれたのも、その亡くなったリリーだった。

リリーが天国で悲しんでいると気づいて、やっと鉛のように重い腰を上げ、散
歩する気になったのだ。

散歩といっても、近所を30分かけて回る、というだけのもの。ダイエットた
めでもなく、特に目的を設けて歩きはじめたのでもない。気晴らしに、とにか
く歩いてみよう、というわけである。

歩きはじめて分かったことの二つめは、散歩は思ったより全身運動であるとい
うことだった。

犬との散歩は、先代のゴールデンリトリーバーと二頭合わせて20年以上もし
てきた。

犬との散歩は、犬のストレス解消になっていたとしても、飼い主の運動にはな
らない。

同じコースを歩いても、ひとりだと30分で回れる。リリーと一緒のときは一
時間かかっていた。

犬と歩くことことにはさまざまな楽しみがあった。いろいろな人と出会い、ち
ょっとした会話ができる。公園で子供たちに囲まれ、わいわいと賑やかで楽し
いひとときを過ごしたことなど、いっぱいあった。

そのような楽しみは失われてしまったけれど、ひとりで歩くと、久しぶりに自
分のからだの中から「チカラ」が湧きだしてくるようで、なんだかすこし若返
ったような気がしてくるのだ。

思わぬ発見だった。ようやく元気を取り戻しかけたわたしの姿に、リリーも天
国で喜んでくれているにちがいない。

リリーは自らの命をかけて、そのことをわたしに教えてくれたのかもしれな
い。

な~んてね。

柄にもなく感傷的になったりする今日この頃である。

いやあ、散歩はただのウォーキングなんかじゃない。いいもんだ!

ありがとう。リリー!